「重要だけど緊急じゃないこと」をする時間を確保しよう

経営において「やるべきこと」を分類すると以下の4つに分けられます。

1.重要だけど緊急じゃないこと
2.重要かつ緊急なこと
3.重要じゃないが緊急なこと
4.重要じゃないが緊急でもない

あなたはどれに一番時間を割いていますか?

経営者とくに店舗経営者は2と3にほとんどの時間をもっていかれ、1に割く時間がなくなりがちです。

こういった状況は変える必要があります。

2の重要かつ緊急なことについては問答無用ですぐにやる以外の選択肢がありませんから仕方ないとして、3の重要じゃないが緊急なことはできるだけ増えないようにする戦略が必要です。

3は主に2つのパターンで発生します。ひとつはとくに重要でもないから期日ギリギリまでほったらかしてしまうというパターン。もうひとつは仕事の安請け合いをしてしまうか従業員に仕事を割り振ることができず抱えすぎているというパターンです。

前者についてはほったらかさない行動パターンを身につけることで回避できます。後者については時間の使い方への意識を変える必要があります。その上で余計な仕事は請けない、従業員に適切に仕事を割り振るなど行うことで回避できます。

さてここで時間の使い方について考えますと、経営者として一番時間を使った方がいいものは1です。具体的には会社の中長期的な成長戦略を見直したり、組織戦略を見直したり、他店舗展開について考えたりするのですが、これを定期的にやらないと、企業というのは必ず迷走します。たとえ営業成績がよくてもです。

ですから、なんとか3の時間を減らし1の時間を増やす意識を持って自分の業務を見直してみてください。

また今回の記事の中ではさらっと触れた程度なんですが「ほったらかさない行動パターン」はこれだけで非常に重要なテーマですのでまた後日このテーマで記事を書きたいと思います。

以上、立川の経営コンサルタント、コンサルティングオフィス欅の久米でした。

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