本全体のイメージを頭に残す読書活用法

こんにちは。立川の経営コンサルタント、Webマーケティングコンサルタント、コンサルティングオフィス欅の久米です。

今日は、読書をどうやって仕事や生活に活かすかというテーマでお話ししたいと思います。

本の読み方にはいろいろあります。斜め読み、精読、速読、フォトリーディング、その他オカルト的な方法などです。私がやっている読み方は本によって変わるので一概には言えないのですが、どんな読み方をした場合でもゴールは共通しています。

それは、「本全体のイメージが頭の中に残った状態」になることです。

このイメージというのは漠然としていて今風に言うとクラウドな感じなのですが、このもわっとしたイメージを残したままことに当たるとその本に書いてあったことを上手く活用できます。

これが読書の効果です。

以前は「こういうときはこのやり方を使おう」とか「ああいう場合はこの手法を使うべきだ」などと細かく場合分けして、アルゴリズム的な処理体系を作り上げるやり方をしていました。でもどうやらこの方法は自分には合っていないようでした。誰にでもできるような凡庸なアウトプットしかできなくなってしまうんです。もちろん凡庸でも継続できればそれは価値を生みますが、僕自身が飽きてしまうので継続もできません。

さて、このイメージを残す方法ですが欠点があります。このイメージというのは日が経つにつれてどんどん忘却の彼方へと消えていきます。そしてさらにはそのイメージが頭の中にあったことすら忘れてしまう。

ですから、読書の効果を持続させるにはそうなる前に手を打つ必要があります。私がやっている方法は、書籍の内容をまとめたevernoteにさっと目を通すという方法です。そしてこの見直し行為だけはルーチン化しておく必要があります。たとえば毎週月曜日の朝一に必ず行う、などです。

目を通す際に重要なのは、evernoteに記載してある一字一句を読み返すことではなくあくまで全体のイメージを掴み直すことです。

こうして頭の中にイメージが残っている状態を維持しつづけると読書の効果が持続します。

前出のアルゴリズム的な処理体系をとっている方はこの方法を試してみてください。

あ、書き忘れましたが、ああしなさいこうしなさいと手法ばかりを100個くらい並べ立てたような本にはこの手法は使えません。また、本全体で主張が一貫してないような、いわゆる駄本にも使えません。写真集には使えます。気分が沈んだときなどは綺麗な写真集を見ることで浮上するきっかけを作ったりします。男性の場合はスケベ本でも芸術としてみれば意外といけます。

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